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店員氏の来訪

オーディオショップから電話をもらったのは1週間後だった。
曰く、メーカーと話したところ今回のような場合にスピーカーが
原因であることはまず考えられないという。ならば原因はアンプに
あるのか、それとも他の部分なのだろうか。一度実際の音を聴いて
判断したいという。オーディオドクターの出張というわけ。
少々の出張料金は必要とはいえ即答でお願いしますと返事した。

☆ハウスを訪れたショップの店員氏は、JBL4428を新規購入時に
納品してくれたのと同一人物であった(当時はまだマンションだった)。
H氏は昼食の下ごしらえを中断し、ダイアナ・クラールのベスト盤から
まずは聴いてもらった。
ね、音が汚れているでしょう、おかしいでしょう。そういいたくなる
気持ちを抑えて、真剣な表情で聞き耳を立てる店員氏の邪魔を
しないように努める。コーヒーも淹れたいがお湯が沸騰する音が
リスニングの邪魔になってはいけない。つらいところである。
1曲がおわって、しかし、店員氏の口から出たのは意外な言葉だった。
これのどういった部分が気になるんです?

どういった部分がと言ったって、音をほら言葉で説明するのは難しいし、
今の音に自分は不満を感じていて、前はこうじゃなかったからそこには
原因が当然ある筈なんだし、プロである店員氏に聴いてもらったら
すぐさまに、ああこれは○○が原因ですねとか△△が壊れています
ねという明確な回答がかえってきて、修理代はかかるけれども問題は
解決し悩みから開放されるものだとばかり思っていたから、
意表をつかれたH氏は体勢をととのえるのに少々の時間を要した。
高音の一部に妙な付帯音がつきまとうのでツィーターが壊れている
のではないでしょうか。思い当たる原因もあることですし。

そう述べると店員氏答えて曰く、高音がきついのはもともとJBLの
特徴であり、今聴かせてもらった音は、中低音に関して順調に
エージングが進んでおり音がこなれてきているし、高音に関しては
これよりきつく鳴っている同一モデルを聴いたこともあるとのこと。
その後はディスクを換えて、ヴァイオリンやゴンチチを聴いてもらった
けれど装置自体に疑わしいところはないという店員氏の見解が
揺らぐことはなかった。
H氏が神経質になりすぎているか、あるいはエージングの過渡期で
あるため特定の箇所がピーキーに聴こえるのかもしれない。
そう言われればそうかもしれないなあ。

スピーカーを持ち帰ってもらいメーカーにチェックを依頼することも可能
だったが、もうしばらく様子を見ることにした。
最後に今後のシステムの発展について何点かの貴重な示唆をもらった。
一つめは壁コンセントの交換であり、二つめはCDプレーヤのグレード
アップ、三つめはセパレートアンプに発展する際にバイアンプ駆動すること。
3千円ほどと聞いていた出張料金はおまけしてもらった。今回の一件で
顧客リスト中のH氏のランクはひじょうに上がったにちがいない。

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Comments

音の状態を「言葉」にするのは難しいですね。
しかし 一度違和感を感じると気になります。
私は昔の装置で聴いているので、壊れると買い替えでしょう。

Posted by: 元ベース弾き | 2007.12.23 at 03:47 PM

その後意外な展開を見せまして。
遠からぬうちにレポートいたしますのでご期待ください。
追伸:タンノイの音も一度は経験したいものです。

Posted by: ☆ | 2007.12.28 at 10:44 PM

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